経営者向けセミナーに参加して思った事

10月19日に某商社の支店を始めて訪問した。
目的は新製品開発をサポートする環境を整える為にCAD、CAE、3Dプリンタ、評価機器の構成の打ち合わせであった。
事前にご担当のIさんとメールで打ち合わせ内容について確認した上で、面談に望んだ。
初対面という事もあり、プラリンクの会社紹介からのスタートであった。
上司のYさんも同席の上、ほぼ、目的とした打ち合わせをスムーズに行う事ができた。

打合せの後、Yさんから「山喜社長、今日、午後の予定はどうなってますか」と聞かれた。「午後からはメカトロ2017で航空産業の生産動向のセミナーを受講する予定です」と申し上げると、「実は夕方、経営者向けのセミナーを開催する事になっているので、参加しませんか」とのお誘いを受けた。
ありがたく参加させていただいたのでその内容について新着情報として紹介する。

まずその経営者セミナーの内容を簡単に紹介すると

「20数年前、ブラック企業で倒産の危機にあった我社がトップ方針のもと、体質改善に取り組み、経営成績を大きく向上させ、23年連続黒字を達成している。取り組んできた事は自ら動く人を育てる事だった。その為に仕事の価値を理解してもらい、自らPDCAを回す人材を育てた。リーダーは部下を育てる為に部下と真剣にコミュニケーションを取りコーチングした。」という内容であった。

経営成績の推移についても示されていたが、驚くような改善がなされていた。人数は増やさず、一人あたりの売上を伸ばし、社員の能力も上がり、提案型の事業にシフト、経営成績が大きく向上し、説得力がある。
まさに目から鱗が落ちる思いであった。

ここからはセミナー参加を通じて私が感じた内容を紹介する。

セミナーを一緒に聞いていた中小企業のご年配の役員様に「今日のお話しは良かったですね。私はすっかり感心しました。目から鱗が落ちる思いでした」と話かけた際にその役員様から返ってきた言葉は「全然そうは思いません。中小企業は仕事を取らないとやって行けないんですよ。こんな話は大手さんだから言える話で我々の業界はどんどん仕事が減っているので大変なんですよ。」というものであった。

そんなやり取りをしている時に2部の講演が開始となり、会話はそこで終わった。

2部の講演の後、懇親会でその役員様から詳しくお話しを聞きたいと思っていたが、講演が終わるとその役員様はすぐお帰りになってしまった。

私は、その役員様に「仕事を取ってくる事と人材育成は二律背反でないのではないでしょうか?」という事をお伺いしたかった。

業界の仕事が減っていく事については事前に予測がついていたのではないのか?
事前に新規事業に着手するなどの対策はできなかったのか?なぜできなかったのか?
などなど、お聞きかせいただき、どうすべきかについて一緒に考えてみたかった。

言うは易しで実際は難しく、皆さんがご苦労しているのは重々承知している。

ただ、新たな仕事を真剣に見つけようとするならば、異業種の経営者が集まる懇親会はまたとない情報収集のチャンスではないのか?と思う。
新規事業を開拓して行く為には、常にアンテナを張り巡らせ、チャンスを逃さないように心がけておく必要がある。経営者のみならず、幹部社員皆がそのような心掛けを行い、積極的に人と会い、誰かがおもしろい情報をキャッチした時にはその情報を吸い上げ共有し、迅速に動いてチャンスをつかむ事が肝要と思う。

懇親会は立食で各テーブルには顧客毎に営業担当者がホスト役でついてくれて、顧客同志のコミュニケーションをサポートしてくれた。私にはIさんが最後までついてくれて新米社長にはこころ強いかぎりであった。
上司のYさんにもたくさんの方々をご紹介頂いた。
それだけでなく、壇上での挨拶の機会も与えてくれた。新会社の社長としてはありがたい。

私は今回、初めてこの商社様と接点を持たせていただいたが、すっかりファンになった。
やはり、会社の方針が社員に沁みついているように思う。
「顧客に価値を提供する。それに喜びを感じる」という事でしょうか。

懇親会には若い経営者も多くお見受けした。早速、名刺交換をした若い経営者と後日、お会いする事にした。年は若いが私より先輩社長である。
お話しをすると必ず、勉強できる事があるはずだ。楽しみである。

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